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パニックについて
  〜平成17年4月〜

 

 息子は知らない場所、知らない言葉、知らない食べ物など、『初めて』の出来事に
遭遇した時に
パニックを起します。私たちもそうだと思いますが、『初めて』の出来事には
戸惑うことがあります。

 しかし、その対処の仕方が息子の場合には
パニックになって現れます。
例えば風邪をひいて耳鼻科に行くとき、いつもの病院のいつもの先生なら大丈夫なのですが、
同じ処置にしても、違う病院の違う先生に診てもらう時は大変です。

 小児科のお医者様だと、子どもの扱いに慣れているので、
診察を始める前に子どもの緊張をほぐすような言葉や、説明をして下さいますが、
大人の診察に慣れたお医者様はいきなり診察を始めます。 
そして、尻込みしている子どもに対して、『お母さん、(子どもを)押さえて下さい』と言います。
 もちろん私も病院へ行く前に、息子に説明をしますが、
いきなり体を押さえられた息子はもう私の言葉も耳に入りません。
 
パニックに陥り、暴れて泣きます。
そうすると、今度は看護婦さんが飛んできて、更に息子を押さえつけます。
 そうして、息子に言います。
『小学生でしょ。少しは我慢しなさい』『こんなのちっとも痛くないのよ』
 そして診察をしているお医者様もイライラして、舌打ちをされたこともあります。
『帰れ!帰れ!もう来るな!』と言われた事もあります。

 息子は
痛いのが怖いのではなく何をされるのかが解らなくてパニックになっているのです。
『痛みに対して我慢する』のも、まず
説明が欲しいのです。
息子は自分がこれから遭遇する出来事に納得していないと、
受け入れることが出来ないのです。

 これは言い換えれば非常に用心深いとも言えます。

 
まず初めての食べ物に対しては受け付けません。
同じ素材を使って料理したとしても、
出来上がった形がいつもの見慣れている料理と違うと食べてくれません。

 それは既製品に対しても同じで、例えば
『プリン』にしても、
特定のメーカーの物でなければ食べません。 
例えばそれをお皿に移して食べさせても、息子は
味の違いに気付いてしまうのです。
無理に口に入れれば、吐き出してしまいます。
 
 年々そのこだわりは少なくなってきていますが、始めの頃は私も意地になって、
『何で食べないのよ』『どれだって大差ないじゃない』などと息子を非難しました。
でも、息子にはその食べ物に慣れるまでには相当の時間がいるのです。
そして強制されることで、更にその食べ物を受け付けなくなってしまうのです。
そして、あまりにも私がうるさく言うと、こっそり捨てる行動をとるのです。

 殆どの子どもの好物である『スパゲッティー』『ピザ』などは今でも食べません。
そのくせ私の食べられない『ワサビ』『納豆』などは食べられたりして、
『ママは好き嫌いが多いよね〜 ワサビ食べてごらんよ〜 おいしいよ〜』などと
嬉しそうに私に勧めます。
 そう言われると、私も何も言えなくなってしまいます。。。
そうなんですよね。私は大人の大半の人が食べれる『梅干』『貝類』『マスタード』『お酒』
などが未だに苦手です。
 なので、今は強制はせず、
『これ、美味しいよ。食べてごらん。
まずかったらママが食べるから残してもいいよ』
とサラッと言うようにしています。
 そうして、去年は初めて違うメーカーのプリンを食べました。
『いつものと味は違うけど、美味しかったよ』って。

 息子は言葉についての呑み込みが遅いので、通常の会話をしていても、
『それ、どんな意味かわからない』と会話が中断することもしばしばあります。
私が落ち着いているときはいいのですが、息子に注意や叱っているときに
『その言葉の意味がわからない』と言われると、私もついついカッとして、
『そんな意味も解らないの!』と別の喧嘩が始まります。
 友達の名前も中々覚えられず、
今日は誰と遊んだのか顔は知っていても名前を覚えていないこともしばしばあります。 
なので、遊んでいる最中に友達に話しかける時に
『おまえ』とよく言います。
一度注意したことがあるのですが、
『だって、名前が思い出せないんだもん。。。』と泣きそうな顔で言いました。

 なので、彼の気持ちをある程度受け入れないと、彼は
パニックを起します。
自傷行為には発展しませんが、気持ちの切り替えにとても時間がかかります。
 私と喧嘩したりすると、昔は泣く、騒ぐ、暴れる、物に当るなどの行動を起していましたが、
今は、その気持ちの切り替え方も、息子なりに考え、パニックを起す前に、別の場所に行って、
一人になり、ある程度落ち着いてから、戻ってくることが多くなりました。
そんなところを見ても、
『ああ、成長しているんだな〜』と思います。

 私も息子を
『初めて』のところに連れて行くとき、『初めて』のことをさせる時は、
特に注意をし、予め説明をし、彼が
納得するのを確認してから行動を起すようにしています。
 この息子が
『納得』できたかどうかが重要で、中途半端な説明や、嘘などをつくと、
更に息子は疑い深くなり、パニックを起しやすくなります。
子どもから信用されなくなることは、最大の障害になるので、
私は嘘やだますことは極力避け、
たとえそれが息子にとって、
嫌な出来事であったとしても、
納得するまで話すように心がけています。



 

好奇心について
  〜平成17年4月〜

 

 息子は好奇心が旺盛なところもあって、機械や電気製品には大きな興味を示します。
乾電池が好きで、使えなくなったものまでたくさん集めています。
そしてコンセントが大好きで、コンセント売り場の前ではじ〜〜っと見ていたりします。
 電気屋さんは息子にとって、おもちゃ売り場以上の魅力があるようで、
いろんな電気製品を見たり、
『これは何をするの?』と私に聞いたり、『これはきっとこうするものなんだよね〜』などと
一人で納得したりしています。
 100円均一などで、3つまで好きなものを買っていいよ。と言うと、
必ず
『錠前』『ドライバー』などを毎回買います。
 目覚まし時計や、懐中電灯などは必ず分解します。
組み立ておもちゃも必ず分解したり、組み立てたり、他の部品をくっつけようとしたりします。
 そして、その残骸が部屋一杯に散らばっています。


 
部屋の片づけが出来ないのは、上の娘も同じで、
『まるで、彼女もいない一人暮らしの大学生の部屋みたいだ〜!』といつも私は怒るのですが、
当人は全く平気で、パジャマはもちろん、ブラジャーまで部屋の中に散乱しています。。。
もしかして、今時の中学生はそうなのかと思い、一度娘の友達が遊びに来たときに、
『○○ちゃんのお部屋もこんなに散らかってるの?』と聞いた事がありますが、
返事は、困ったような笑顔で無言でした・・・
 
やっぱり普通は片付けるんだ、、、
でも、片付け方を見ていると、息子も娘も本当に下手なんです。
まず、どんどん上に積み上げる。とにかく積み上げるから、今度は何がどこにあるのか
わからなくなって、結局積み上げたものを解体して、物を探すので、また振り出し状態に戻ります。
 なので、息子や娘の部屋を歩くときは、スリッパが必要です。
でないと、思わぬものを踏んで、痛い目に遭ってしまいます。
娘は要らなくなったものを息子にあげて、息子は物を捨てる事が嫌いなので、
どんどん溜め込みます。


 物に対して
執着が強いのか、穴のあいた靴下、ズボン、なども捨てさせてくれません。
平気で履いて行きます。

 そして、
上履きを履くのが嫌いで、学校の中ではいつも靴下で歩き回っています。
トイレにももちろん靴下で入ります。なので、すぐに靴下は穴が開いてしまいます。
 そのくせ、
髪の毛の寝癖に対してはすごくこだわって、毎朝スプレーと櫛で整えます。
1年生の時は、毎朝一番で登校して、教室の電気を点けるのが日課だったそうです。

 息子の視点は時として、人のあまり見ないものを見ていたりします。
目の前に置いてあるものに気付かなかったりするくせに、
遠くの看板が気になったり、
チラシの
小さな文字が気になったりするようです。
 学校の帰りにはよく、石を拾ってきたり、ネジや釘なども拾って帰ってきます。
画鋲や、ホチキスの針なども息子にとっては宝物のようです。

 傍から見るととても奇異に映ってしまう息子の好奇心ですが、今では私も慣れました。
ただ、洗濯をする時には、要注意で、ポケットの中を必ず見るようにしています。
見ないで洗濯をすると、洗濯が終わったときに、洗濯槽の底に、石や輪ゴム、ネジ、ゲームソフト
などが落ちています。時にはバッタがいたこともあって、本当に驚きました。

 仏壇のローソクを点けようとして、仏壇を燃やしてしまったのも好奇心です。
  ※修理費が16万円かかりました。。。(T^T)
 窓の桟にボンド2本を流し込んで窓が開かなくなってしまったのも、
やっぱり好奇心なのでしょう・・・そう思いたいです。

 学校の消火器を噴射してしまったのもやっぱり好奇心で、ただ、その時の担任だった先生が
『非常ベルには触らないように注意したのですが、消火器は、見えない場所にあったので
注意し忘れました』
とおっしゃっていましたが、予め注意、説明などをすることで、
危険な好奇心からは回避することができるようです。

 しかし常に突飛な行動をする息子の先回りをして注意、説明をするのは至難の業です。

 1年生の時に、校長先生から言われました。
『このままでは学校の修繕費の予算が足りなくなりそうです』と。
そのくらい息子は入学当時、学校のありとあらゆる物に好奇心を示したようです。
職員室はもちろん、校長室、用務員室、校庭なども我が物顔で歩き回り、
先生方の手を随分煩わせたようです。
職員室や校長室でパソコンをいじらせてもらったりした事も随分あったそうです。
 ただ、学校から抜け出すことは一度もしなかったそうです。
好奇心と用心深さ、そんな面を持ち合わせているようです。