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ディスレクシアとトム・クルーズと
       小泉首相
      〜平成17年6月〜

 

 息子がディスレクシアだと解ってからも、私はまだ息子との付き合い方や、
勉強の教え方がよくわかりません。

色々な本を読んだり、ネットで検索したり、毎日が試行錯誤の繰り返しです。
ここではそんな中、興味を引いた記事を転載させて頂きたいと思います。

■ 清水建宇の『異見あり』「トム・クルーズが小泉首相に渡した本」 
  コメンテーター・清水建宇

 テレビ朝日ニュースステーションのメールマガジン『NSブーメラン』に、朝日新聞編集委員、
清水建宇氏による、トムクルーズが、小泉首相に渡した、「学び方がわかる本」についての
記事が載りました。

  下記に転載します。

 いささか旧聞に属しますが、自民党総裁選さなかの8月28日、
ハリウッドスターのトム・クルーズが首相官邸を訪れ、小泉首相に会いました。
新聞もテレビも(もちろんニュースステーションも)談笑する二人を報じました。
小泉首相は「『トップガン』も『レインマン』もいい演技だね」と語りかけ、
最後はプレスリーの曲を一緒に歌ったのだそうです。
 翌週の週刊誌も、この話題に飛びつきましたが、「小泉パフォーマンスのために、
トム・クルーズに官房機密費を払って呼び寄せたのではないか」(週刊新潮)などと
想像をたくましくする記事がほとんどでした。
  

 しかし、多くのメディアが無視しましたが、トム・クルーズはこの日、
1冊の本を手渡すために首相官邸を訪れたのです。
それは、
L・ロン・ハバード著『学び方がわかる本』の日本語訳
(ニュー・エラ・パブリケーションズ発行)
で、
学習障害を克服するためのテキストです。
官邸訪問を仲介した人に直接聞いたのですが、トム・クルーズ自身、子どものころから
学習障害に苦しみ、この本に出会って立ち直ることができたため、日本語訳ができたと
聞いて、ぜひ日本の総理大臣に手渡したいと考えたのでした。
 学習障害は、近年、教育現場で注目されている子どもの障害で、
知能は高いのにうまく覚えられなかったり、勉強でつまずく現象をいいます。
 典型的なのが「読み書き困難」で、欧米ではディスレクシア(失読症)と呼ばれています。
bとdの区別がつけにくい、「い」と「こ」を混同する、九九の一部の段だけ覚えられない、
など、さまざまな症状があります。
 トム・クルーズも1冊の本を集中して読むことができず、
5、6冊を同時に読むような習慣から長い間抜け出せなかったといいます。
 欧米では1960年代から研究され、ディスレクシアの出現率が10%以上にのぼることが
わかりました。
治療や指導の方法が確立され、支援の態勢も整えられました。
 しかし、日本ではそういう障害が存在することさえ、教育現場でなかなか認識されず、
「怠けている」と叱られたり、いじめられたりして、子どもが追い込まれるのが常でした。
 
日本で、ディスレクシアの子を持つ親の組織がつくられ、
医科大学に学習障害センターが生まれたのは、つい2年前のことです。

 
だから、トム・クルーズが小泉首相手に渡した本には、
学習障害に苦しむ大勢の子どもと親の願いが込められていたのです。

 なのに、小泉首相の話は「トップガン」と「プレスリー」で終わってしまいました。 
トム・クルーズは本を渡す相手を間違えたのだと、私は思います。
前にもこのコラムで書きましたが、小泉首相は旧大蔵省が手塩にかけて育てた
「大蔵族」議員であって、大蔵省(現在の財務省)の言うことしか理解できません。
道路公団改革も郵政民営化も、よくよく見れば財務省の年来の主張に沿ったものです。
教育問題などは眼中になく、文部科学省に丸投げでした。
いやいや、小泉さんは総理に就任するや「米百俵」の故事をしきりに言ったではないか、
という読者もおられるでしょう。
 幕末の戦乱で疲弊した越後長岡藩に近隣諸藩から支援米が送られたとき、小林虎三郎という人物の意見で、その米を将来の人材を育成するために教育資金にした、という話です。
 私も、ひょっとしたら小泉首相は財政危機のなかでも教育予算を増やす画期的な政策を
掲げるのではないか、と期待しました。しかし、そうはなりませんでした。
 結局、「支援米をすぐ食べてはいけない」という部分を強調して、
「改革の痛み」を訴えたかっただけではないかと疑わざるをえません。
総裁選は終わり、いまや政権選択の総選挙モード。
「国の将来は人材育成にかかっている」という米百俵の精神は、今こそ大切です。
教育を重視する政策を掲げるのはどこなのか、
有権者はマニフェストや公約に目を凝らすべきだと思います。(了)

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   ◎清水建宇(しみず たてお)プロフィール
     札幌市生まれ。朝日新聞編集委員。
     1971年に朝日新聞社へ入社し、警視庁、宮内庁などを担当し、
     警視庁キャップ、社会部次長、
     「週刊朝日」副編集長、月刊オピニオン誌「論座」編集長などを歴任。
     好きなものは映画、推理小説、クルマ。

 私はあまりテレビを見ないので、つい最近までトム・クルーズがディスレクシアだったのも、
来日したのも、小泉首相と会談を行ったのも知りませんでした。
しかも、トム・クルーズが、1冊の本を手渡すために首相官邸を訪れたとは全く知りませんでした。 
 早速私も、L・ロン・ハバード著『学び方がわかる本』をネットで購入しました。
まだ届いてはいませんが、じっくり読みたいと思います。

トム・クルーズ(Tom Cruise, 1962年7月3日 - )

トム・クルーズはアメリカ合衆国の俳優、映画プロデューサー。
本名は Thomas Cruise Mapother IV。ニューヨーク州出身。
7月4日に生まれて』、『マグノリア』で2度アカデミー賞にノミネートされたこともあるが、
受賞は逃している。
 逆に彼と一緒に映画に関わるととアカデミー賞への最短の近道というジンクスも
ハリウッドにはある。
彼は、ミミ・ロジャース、ニコール・キッドマンと2度結婚生活を経験しているが、
いずれも破綻した。

彼は学習障害(LD、具体的には、書字障害(Dyslexia:ディスレクシア):文字を書く上での
障害)があり、彼自身、障害者にかかわる映画(『レインマン』)や、自分の障害を
理解してもらうための映画も製作主演している(『デイズ・オブ・サンダー』)。
新興宗教であるサイエントロジーの活動(勉強の技術の実践)により学習障害を
克服したと語っている。

アイルランド系移民の子孫。父親トーマスはなかなかひとつの仕事に長く留まっていられない
タイプで、アメリカ中を職換えのため転々とした。
このためトム・クルーズは転校ばかりとなり幼少期の精神に影響があったといわれる。
12歳のときに両親が離婚したため経済的に苦しい生活を送る。
学生時代はスポーツに熱中するが挫折し、その後演劇に関心を持つようになった。
1992年、ポーラ・ワグナーとともにパラマウント映画内に
「クルーズ/ワグナー・プロダクション」を設立し、
1996年の映画『ミッションインポッシブル』で初めて映画プロデューサー業に挑戦した。
2004年、映画のプロモーションのため来日し、
西武ドームで行われた日本シリーズ・西武ライオンズ対中日ドラゴンズ戦の始球式を
つとめた。

 トム・クルーズがディスレクシアだと教えて下さったのは、言語科の先生でした。
あの世界的な大俳優が? という思いと、例えディスレクシアだとしても、
その子に合った将来があるんだなという大きな希望を持たせて下さいました。
 そして親として、息子に何が合っているんだろう、どうすればいいんだろう、
という責任感の大きさを改めて感じました。

「学習障害について」魚沼病院小児科 西澤和倫

 学習障害(LD)とは、基本的には、全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、
計算する、推論するなどの特定の能力の習得に著しい困難を示す、様々の障害を指すもの
です。
 学習障害とは部分的な能力の発達の遅れである、といえます。
アインシュタインやエジソンもLDだったといわれています。


 アメリカでは学齢期の子供たちの5%強がLDのために特殊教育を受けていますし、
LDの総数は10%以上に及ぶといわれています。

 知的能力に問題がなく、目や耳の機能も正常なのに、文字を読んだり、
書いたりする能力に問題がある子供たちがいます。
学習障害のひとつの型である失読症(ディスレクシア)です。
 俳優のトム・クルーズは自分自身が失読症であることを公表しています。
トム・クルーズは学校の頃、bとd、pとqの区別ができませんでした。
また、行を飛ばすなどして教科書をうまく読むこともできませんでした。
そして
高校までLDのための特別学級に入っていました。
友達からいじめにあったこともあるそうです。
「ほかの友達のように本がすらすら読めたり、集中力があったらどんなにいいだろう」と、
いつも思っていたとトムはいいます。


 彼は、得意だったスポーツには何でも挑戦し、自分の弱点を補うための集中力も
鍛えました。
俳優の試験に合格してからは、せりふをゆっくり読んで覚えながらじっと考え役のイメージを
膨らませるようにしました。弱点を逆に長所にしようと、他の人とは違った工夫をしたのです。
 人間の能力は多面的です。ある一面の能力が劣っていても他にすばらしい能力が
秘められていることがよくあるのです。
 必要なことはどうすれば個々の能力を最大限に伸ばせるかです。
そのためにはどのような環境が最も好ましいかを周囲の人間は考えていかなければ
ならないと思います。
 未来のトム・クルーズたちにとって、今どんなことが必要かを考えてください。

 日本には特殊学級はあっても(ここ数年のうちにそれも廃止すると聞いたこともあります)
LD児のための特別学級はありません。
息子も知能指数は平均だということで、1年生の時に特殊学級への編入を断られました。
 しかし、何らかの障害がある限り、普通学級の中では周りの子どもたちと同じスピードでは
ついて行けません。
 幸い息子は友達も大勢いますし、イジメに遭ったという事もありませんが、勉強の遅れは
一目瞭然で、息子もその事を自覚し、
『自分はできないから』劣等感も持っています。
 息子の学校では個別支援を設けて下さり、週に数回息子もお世話になっていますが、
テストなど問題を読む時点で躓いてしまう息子は成績表に評価もつかない状態です。
 少子化の今、教育予算を削るのではなく、子どもの個性を発揮できる学校作り
考えて欲しいと思います。

ウェストチェスターで無料ディスレクシアセミナー開催

ニューヨーク在住会員の「いくらほい」さんこと内藤雅有さんが学習障害に関する
セミナーを開きます。

  本がはやくよめない

  ぬとねがわからない

  ぼくはどうしてみんなとおなじようにべんきょうができないの?

  なぜみんなにできることがわたしにはできないの?

LD=Learning Dyslexia=ラーニングディスレクシア=学習障害=発達性読字障害=
読み書き障害はアメリカでは全学童の10〜15%以上に見られる、とも言われています。

ディスレクシアであることを早く認識し、弱い部分を補い、強い部分を伸ばすことによって、
その影響を最小限に抑えるだけでなく、その子の強い部分を大きく育てる可能性が
高まります。
ディスレクシアの有名人:エジソン、アインシュタイン、トムクルーズ、黒柳徹子、・・・・・・


ディスレクシアの子供は普通の子供の10倍以上の時間をかけて1語を理解している。
(ハーバード・スタンフォードの研究チームによる)

ウェストチェスターでの無料ディスレクシアセミナーディスレクシア・学習障害の
正しい認識の普及と認定・
教育的支援を行う民間団体NPO・DGEの藤堂さんを交えての
セミナー・パネルディスカッションを行います。
主なテーマは体験談を交えたディスレクシア支援の日米英比較。  

内藤さんからのメッセージ

 一般のみなさんには、あまり関心ない分野かもしれませんが、全人口の10%以上を
占めると言われている学習障害の一分野ディスレクシアが多くの不登校の原因と考えられています。
 英米での制度の充実(日本と比べて)を在米の日本人に知っていただき、
今まで気づかなかったお子さんの症状を振り返ってもらい、日本に帰ってから不登校や
落ちこぼれ欝への道を辿らないようにしていただいたり、日本で認知度を深めるために
活動していただくためのセミナーです。

 ディスレクシアの子供は普通の子供の10倍以上の時間をかけて1語を理解している。
という研究結果に驚きました。
 そして、どうやって息子に文字を覚えさせよう、どうやって教えていけば息子にとって
解りやすいんだろう。と、悩んでしまいました。

 10倍以上の時間をかけて…

それは親にとっても同様で、普通の親の10倍以上の根気と努力を要するということだと思います。
 息子と共にこの長い時間を乗り越えて行けるかどうか、
いえ、乗り越えて行かなければならないのです。
それには是非日本でも早くディスレクシアの認知と、支援の道が開かれることが必要となってきます。
一日でも早く、そういった子どもたちの為にも学校教育の見直しを切に望む思いが増しました。

『理研脳科学総合研究センター−オックスフォード神戸セミナー合同国際シンポジウム
日本語、中国語および英語におけるディスレクシア』

の開催趣旨に次のような内容が書かれていました。

開催趣旨と目的

 英国および米国では、英語を話す人の5−10%が、少なくととも普通の一般的な
知性を持っているにもかかわらず、読みの学習に予想外の困難をかかえていると一般に
認識され、発達性ディスレクシアとして知られています。
これは個人にとっては精神的な苦痛、家族にとっては悲嘆のもととなっています。
 しかし、ディスレクシアは日本語や中国語でははるかに少ないという説があり、
それはこれらの言語が表語文字を使っていて、英語の特徴である、アルファベットや音索を
ベースとした書記法や不規則な綴りの複雑さ(yotをyachtと綴るなど)がないからだと
いわれています。

 実際、英語ではディスレクシアであるが日本語ではそうでない人や日本語の表音書記法で
ある仮名ではディスレクシアであるが、表語文字である漢字ではそうではない例も見出されて
います。

 しかし、最近の遺伝子学、神経病理学、生理学、脳イメージ学などの研究によれば、
発達性ディスレクシアは、基本的な脳機能である聴覚、視覚、運動神経の発達に障害が
あるのが原因とされています。

 日本でも英国でも脳機能は共通だと考えれば、ディスレクシアは日本でははるかに少ない
という仮説を見直し、日本でディスレクシアが実際にどの程度広がりがあるのかを調べる研究を企画する必要があるでしょう。

 また脳の違いが異なった形の現れ方をしているという可能性も検討する必要が
あるかも知れません。
 今回、理研脳科学総合研究センターとオックスフォード神戸セミナーが合同で開催する
国際シンポジウムではヨーロッパ言語におけるディスレクシアを生物学的あるいは心理学的に研究している専門家を招き、ディスレクシアに関心のある日本の研究者とともに、
発表・議論し、知識を共有することを目的としています。
 また同時に、影響力のある政策立案者や教育者にたいし、ディスレクシアへの理解と関心を喚起すること、さらに最近のディスレクシアに関する知見を日本の社会の中に広めることも
目標としています。
 
今回のシンポジウムにより、日本でディスレクシアについて、世論の関心が高まり、
今後この分野のシンポジウムがシリーズで開催されることを期待しています。

 近年ADHD、高機能自閉症、LDなどは、テレビなどでも取り上げられ、
一般の人たちにも知られるようになってきました。
しかし、ディスレクシアは上記のように日本では馴染みの薄い、又は少ないと思われ、
その認知も支援もはるかに遅れをとっている感じがします。

 私自身も認識力はありませんでしたし、関係書物も少ないです。
その中でこれからどうやって息子と関わっていくのかはまだ手探り状態です。
 しかし障害である以上、福祉の手が必要となってきます。
そして、周囲の理解、協力も必要不可欠なのです。
 
どうか一日でも早く、その日が訪れる事を心から祈ります。


    

    どうしたら…
     〜平成17年7月〜

 

 HPを開設して、これまで色々な方からメールを頂きました。ありがとうございます。
そのメールを頂いた全ての方が同じような発達障害のお子様を抱えていらっしゃる
お母様方でした。 そして殆どのメールは
『これから(今)どうしたらいいのかわからない』
と言う、切羽詰った思いが感じられました。

 私もかつてはそうでした。
息子の障害が解っても、それに対処する方法が見つかりませんでした。
ネットで書物を買いあさり、親の会に入り、同じような境遇のお母様方とお話をしたり、
講演会などにも何度も参加しました。
 けれど、息子についての対処法は当然ながらありません。
発達障害と一口に言っても、その症状は様々で、高機能自閉症、アスペルガー症候群、
LD、ADHD、ディスレクシアと名称も多岐に分れています。
 そして、決定的な診断材料はなく、お医者様の所見や各種テストなどの結果から
障害の名称を決定されます。『腕が折れているから骨折』『咳が出るから風邪』などと
目に見える症状のないこの発達障害の診断はとても大変な事だと思います。

 そして例え診断が下ったとしても、決して
『治る』事のない障害です。
その上同じ障害でも子ども個人の格差があります。
本を読んで同じようにしても、同じような効果が期待できない。同じようにうまく進まない。
そんな一進一退の中で
私達親は更に追い詰められて行きます。
 ここではそんな中、私が進んできた道を振り返りたいと思います。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いでございます。

 息子がどうやら他の子どもとは違うと気づいたのは保育園の年長。小学校入学目前の事でした。
集団生活不適応、他の児童に対しての暴力。運動会でも
同じようにお遊戯が出来ない、
文字を教えても
中々覚えないし、興味を持たない。『みかん』『りんご』などの物の名称に
こだわらず、
言い違いが頻繁にあり、『長袖』『半袖』などの違いも解らない。等などでした。

 私はまず保母さんに相談をしました。
『この子は何かがおかしいと思うのですが…』と。たいていの保母さんは『ちゃんと言い
聞かせれば解りますよ。大丈夫です』
との返事でした。しかしいよいよ追い詰められた私は
ある日保母さんに
『精神病院に連れて行った方がいいのでしょうか?』と聞きました。
保母さんは驚いて
『お母さん、何て事を言うんです』と言われました。でも私はどうしていいのか解らず、そういう言葉が出てしまったのです。息子の保育園の近くには精神病院があるのです。
 保母さんはゆっくり説明するように『それではたまにこちらに来る療育園の方が
いらっしゃるのでその方と話してみます』
との返答でした。
 
都道府県によって仕組みは違うと思いますが、入学前の子どもの発育相談機関として、
私の市では
『療育園』という公共の機関があります。
 私はそこを紹介してもらい、息子と一緒に行くことにしました。
そこでは知能テスト(田中ビネー式)、脳波検査、問診、生育歴などを調べてくれます。
そして必要があれば
お薬も処方してくれます。
 息子はADHDと若干脳波の乱れがあるとして
『リタリン』『テグレトール』という
お薬を処方してもらいました。


 そして小学校の入学前の体験入学で息子の行動について、
学校から呼び出しがされました。

 校長先生と保健の先生と、あともう一人先生がいたと思いますが、話し合いになりました。
私は息子が療育園にかかっており、ADHDだと告げました。そして、これからも療育園に
定期的に通うと話をしました。 先生方は一応納得しておられました。

 そしていよいよ入学式。息子の担任は
ベテランの女性教諭が受け持つことになりました。
連絡帳には始め、何も書かれておらず、こちらから学校での様子を尋ねると堰を切ったように
学校での出来事を書いてきました。

 これではいけないと何度も学校に足を運び、校長先生や担任の先生と話し合いをしましたが、
息子の状況は変わらず、毎日が本当に心労の連続でした。
今まで勤めていた職場は退職し、契約社員として今の仕事に就き、
息子の事を優先にするようにしました。
また、特殊学級への移籍もお願いしましたが、先生の手が足りないとの事で断られました。
 そして、同じ学童保育に通っているお母さんに相談したところ(その方は教師の経験が
ある方でした)
養護教育相談センターという、学校と家庭の橋渡し的相談機関があるとお聞きして、
早速校長先生にお願いしました。
養護教育相談センターは、学校の管轄なので、親が校長先生にお願いして、
校長先生から
養護教育相談センターに連絡を取るという仕組みになっているそうです。
 そこでも
知能テストを行い、その結果は親には知らされず、学校への指導という形を
とるようになります。
問診は基本的に1回のみ。ただしこちらがお願いすればまた相談に
乗って頂けるし、
定期的に学校へ児童の様子を見に来たり、先生へのアドバイスも行って
下さいます。

 ただ、それで改善することはなく、また、息子は学校始まって以来の『ADHD』だと
言うことで、学校側も対処に相当苦労したようです。
 
『補助教員制度』というのがある市もあるそうです。しかし、私の市にはなく、
知能検査で平均以上の息子は養護学校へも転入出来ませんでした。また、隣の公立小学校で
かつて『ADHD』の子どもを受け持った先生の講演会を聞きに行き、そちらの学校へ転入
できないかと聞きましたが学区を越えての転入は無理だと断られました。

 その後かかりつけの
小児科の先生から、言語科のある病院を紹介され、通うことに
なりました。
担当ドクターの問診を経て、息子は言語療法士の女性の先生に任されました。
そこで
知能テスト(田中ビネー式、WISKV)をやって、言語性と動作性の格差がハッキリし、
言語療法に通う事になりました。

 また、その後に
療育園の知能検査(WPPSI)でも同じように言語性と動作性の格差が
ハッキリしました。

 
 
療育園は基本的に小学校入学前の児童が対象とのことで、養護教育相談センター
かかる事になった時点で、
療育園での指導は終了となりました。

 また、
母の紹介で子ども専門の病院の『療育科』にも通院することになりました。
今までの経過の説明等を話し、息子の様子を担当医師が観察しました。
また、家での生活習慣のアドバイスとして、何か出来たらご褒美をあげて褒めるように
指導を受けました。
脳波検査、知能テスト(WISKV)も行いました。
また、
先生と相談の上、薬の服用を中止しました。(食欲減退等の副作用が多く見られ、
行動面に関しては有効ではないと思ったので)


 その間息子の問題行動は他の児童の父母からも非難、指摘を受け(私に直接ではなく、
担任の先生、校長先生に伝えられたようです)
校長先生から懇談会で息子の事について
父母に説明するように言われました。
私は何の解決策も提示せず、ただ説明だけは
出来ないと言いましたが、
校長先生は父母に懇談会で学校の姿勢を話す約束をしてしまったようで、例え私が話さなくても、校長先生は話すとのことでした。
 何らかの解決策を話したい。すぐに改善できなくても先の見通しだけでも話したいと思い、
文部省、市長、首相官邸にメールで嘆願書を出しました。

 翌年から息子の学校は
『障害児理解教育推進校』になり、息子も近くの発達障害児の指導を
してくれる学校へ
週に1回通級として通う事になりました。
(途中からは入れないので2年生から)


 1年生の3学期になると友達とのトラブルは減りました。
しかし、立ち歩き、授業放棄などは相変わらず続き、
勉強の遅れは取り戻すことはできませんでした。

 そして2年生に進級。担任の先生も代わり、
今度の先生は特殊学級で自閉症の子どもも
受け持った事のある先生で、息子との関わり方、接し方などを一生懸命に考えて実行して
下さいました。
 また他の生徒への配慮、説明なども的確になさって下さったようで、
息子はイジメに合う事もなく、クラスで認められる(理解される)存在となりました。


 
息子の行動がだいぶ落ち着いてきたので、子ども専門の病院の受診は中止し、今は通級、
言語科、学校生活(週数回の個別授業)の
3本柱に支えられて生活をしています。


  簡単ではありますが、これが私と息子の辿ってきた道です。
要約すると、以下のようになります。

 

【1】小学校入学前には『療育センター』に通う。(幼稚園、保育園の先生に相談)
   また、かかりつけの小児科があれば、相談し、いい病院を紹介してもらう。

【2】・小学校入学前に学校長との話し合いの場を持ち、両親で子どもの現状を話す。
   ・
通級制度のある市なら、通級をお願いする
    また、
養護教育相談センターがあるなら併せて紹介してもらう。
    (偶然にも養護教育相談センターで、息子の担当になった先生は、
    講演会で講師として発表をなさっていた方でした/元教師だったそうです)
   ・
補助教員制度があるならそちらもお願いし、
    ない場合は
個別授業を設けてもらうようにお願いする。
    (息子の担任の先生は年間計画書を立てて下さっています。
    また、こちらの要望も聞いて下さいます)
   ・
特殊学級と普通級に在籍できるかも確認しておく。
   ・病院での
診断書等があれば持って行く。
   ・
また、担任の先生の配慮についても経験のある先生、
    もしくは理解のある先生をお願いしておく。

【3】
学校での出来事は全て記録しておく。
   また、日々の子どもの様子、病院での内容、検査結果も記録しておく。

【4】・親の会や、講演会、関係書物でどんな方法が子どもにとって一番良いか考える。
    (私の場合、養護教育相談センターに親の会の代表の方が養護教育相談センターの
    様子を知りたいと言って進んで同行して下さいました)
   ・信頼出来る方がPTA会長や役員をやっている場合は、相談してもいいと思います。
   ・
そして担任の先生にも本を読んでもらったり、こまめに相談する。

【5】学校とのやり取りがうまく行かない場合は区の
相談所、
   養護教育相談センター等他の機関
に相談する。

【6】それでもどうにもならない場合は
行政に直接直訴し、現状の改善を強く求める。
   (私は市長に4回メールを送り、4回目にやっと学校側に指導が入りました)

   ※2003年3月、文部科学省は
『今後の特別支援教育への在り方について』
   (特別支援教育の在り方に関する調査研究協力者会議)の最終報告の中で、
   『特別支援教育』を次のように定義しています。
   
『特別支援教育とは、従来の特殊教育の対象だけでなく、LD、ADHD(注意欠陥多動性障害)、
   高機能自閉症を含めて障害のある児童生徒の自立や学習の困難を改善または克服する為に、
   適切な教育や指導を通じて必要な支援を行うものである』
    
これは特別支援教育の名の下に、LDの教育の必要性を明確に位置づけると同時に、
   近接するADHD等、通常学級にいる軽度の発達障害をもつ児童生徒も特別な支援対象とする
   教育の転換を意味しているのです。

    そして
2000年度から全国でLDの判断、実態把握体制に関する新規モデル事業が開始され、
   この試案に基づき、通常学級にいるLDなどの子どもに早く気づき、その実態を的確に把握し、
   適切な特別な支援を行うためのさまざまな試みがなされてきたそうです。
   このシステムは基本的に
校内委員会、専門家チーム、巡回指導の3つのコンセプト
   構成されているそうです。

    
また、2003年度から開始された特別支援教育推進体制モデル事業では、今後、
   
すべての小・中学校に『特別支援教室』の設置と『特別支援コーディネーター』の
   配置を想定しているのです。


    
※大月書店発行の『LDの子のためのガイドブック 学校と勉強がたのしくなる本』の『あとがき』より抜粋させて頂きました。


【7】
『障害児理解教育推進校』という制度があるのなら、是非学校で取り組んでもらう。
   
『障害児理解教育推進校』になると、全職員の研修や、講師を招いての勉強会などを
   
行ってもらう事が出来、職員全員がその知識を得るようになります。

【8】
話し合いや初めて病院に行く時は出来る限りご主人にも同行してもらって、
   ご夫婦で助け合って下さい。(私は母子家庭なので、同じ学童保育に通っているお母さん
   (元教師)や、自分の母親に学校側との話し合いのときに同席してもらいました)

【9】学校の懇談会などがあれば
必ず出席して、日ごろお世話になっているお母さんと、
   顔を合わせ、
お礼や子どもの様子について聞いて下さい。

【10】クラスの父母に障害の事を話すかどうかは本当に難しい問題だと思います。
   色々な考えの方がいらっしゃいます。理解して応援して下さる方もいれば、
   それを逃げの口実にしていると考えてしまう父母の方もいらっしゃると思います。
   その時の状況や学校の支援の様子などを考慮して、話すのがいい事なのか、
   話さずにおく方がいいのか判断して下さい。

【11】
薬の服用(リタリン、テグレトール等)につきましては、
   主治医の先生の判断と学校での生活の様子を見て、服用開始時は、
   学校の担任の先生に内緒で始めた方が私はいいと思います。
    
そうでないと、担任の先生は薬を飲んでいる事に意識し過ぎて、正確な判断が
   下せないと思います。あくまでも毎日の様子は知らせてもらい、変化があるか
   どうかはご両親、主治医の先生の判断で服用継続か、中止か決定した方がいいと思います。
    私の場合は、私が薬の効果がないと判断し、中止した時に、担任の先生をはじめ、
   校長先生にも薬を止めた事を非難されましたが、
『リタリン』は麻薬に分類される
   お薬です。果たして、
自分達の子どもがそうであった場合に、安易に薬を服用させる
   でしょうか?
 自分の力で頑張ろうとしている我が子に薬に頼らせるような一生を
   私は選択したくなかったのです。
   
※ただし、『リタリン』の服用で、落ち着き、自信を持って、生活しているお子様方も
   多数いらっしゃると思います。上記はあくまでも私の息子の経験です。




 最後に子どもの生活の大半は学校生活がメインになります。
30人以上の児童を受け持っている担任の先生は本当に大変な事だと思います。
それと同時に担任の先生の理解、支援による子どもへの影響は絶大です。
 子どもが成長する速度にも影響しますし、
他児童とのコミュニケーションにも大きく関わってきます。
子どもにとって相性の良い先生を是非担任にしてもらって下さい。


 また、お母さんの負担が少しでも軽くなるように、かかりつけの医師や、
仲の良いお母さん等、話を聞いて相談にのってもらえる方を作って下さい。

 
そして是非ご主人、ご家族の方々にまず理解してもらい、受け止めて一緒に子育てを
して下さい。
子どもはとても敏感です。そして発達障害を持っている子どもははるかに
傷つきやすい繊細な面を持ち、褒められる事が少ない事に劣等感と周囲の愛情を求めて
います。毎日抱きしめて、褒めてあげて下さい。

 
それが何より子どもにとって大きな発達へと結びつくものだと信じております。





 

       時には肩の力を抜いて…
        
〜平成17年11月〜

 

 平成17年11月10日にHPのカウンターが10000を超えました。
正直、ここまで続けられるか自信もありませんでしたし、もしかしたら
誹謗中傷のメールが来たらどうしようと、結構ドキドキしながらの8ヶ月でした。
 しかし、そんな心配とは裏腹に励ましのメールや、ご相談のメールをたくさん頂きました。
ここで改めて御礼を申し上げたいと思います。

 
本当にありがとうございます。^^

 
当初、書く事などすぐに尽きてしまうだろうと思っていたのですが、息子の成長と共に、
伝えたいこと、書き残しておきたい事などがどんどん湧き出て来ました。


 
振り返れば私の人生は息子によって大きく成長させられたと思います。
そしてものすごいエネルギーを息子は私にもたらしました。


 息子を通し、娘の成長に対してもより深く、
注意深く見守る目も息子は私に与えました。


 
そしてどんなに焦っても、もがいても、人生にはタイミングがあり
人間は個人差がありながらも必ず成長していく力を備えているものだと痛感しました。


 きっと信じてはもらえないでしょうが、息子の発達障害を受け入れる前までの私は
対人恐怖症で、それは今でもそうです。極度の上がり症で、人前に立つのが苦手です。
 息子の事で泣いていたばかりの頃、現実を受け止められず、ただただオロオロして
いました。しかしそれらを乗り越えて、学校や教育機関に理解と助けを求めなければ
息子を救う事が出来ないと痛感したとき、
ものすごいパワーが生まれました。

 例えば明日私が死んだとしても、息子が困らない環境を一刻でも早く整えたい、
一人でも多くの人に発達障害の事をを知って欲しい、そして発達障害の子ども達が、
親や周囲の人達がどんな思いで毎日を過ごしているのかを知ってほしい。


 
ほんの少しの理解と手助け。
それだけでどんなに家族の心が救われる事か。
そしてどんなに子どもが成長する事か。


 そんな思いで毎日を過ごして来ました。




 息子と発達障害との付き合いは一生続きます。
だからこそ自分が元気なうちに、教えられる物を出来るだけたくさん息子に伝えたい。
その気持ちの焦りは常に私に付きまとっています。


 
もっと、もっと、成長して欲しい。
 もっと、もっと、もっと…


 ひらがなを覚えれば次はカタカナ。カタカナを覚えれば次は漢字。
足し算、引き算を覚えれば次は九九、分数…
 常に他の子どもより遅れている息子に毎日勉強させる事は私の義務から、
強迫観念として重く圧し掛かって来ます。

 
『ただいま〜』と息子の声が聞こえれば、『ほら、ランドセルを2階に持って行って』
『友達と遊ぶ約束がないなら勉強しよう』等など…
 ふと気づくと息子の顔を見るたびに
『勉強!勉強!』と言っている自分に気がつきました。
そして中々やる気を出さない息子に苛立ちを覚え
『誰の為に勉強していると思っているのよ!』
『本当は一人でやらなければいけないんでしょ!』『こんな計算もわからないの』
『字が汚いから書き直しなさい』
と、息子を追い詰める言葉しか出てきません。
時々こんなイライラした状況で教えて果たして息子の頭にちゃんと教えた事が
入っているのかと心配になる事も多々あります。


 学校でちゃんと勉強をしてきても、ワークブック1ページを義務として押し付ける私。
学校で頑張った事を受け止めてもらえず、
『学校でちゃんと勉強したのに家でもやるの?』
と、溜息混じりに答える息子。

 私はどちらかと言うと、神経質で1度決めた事を途中で放棄する事にとてもプ罪悪感を
覚えます。例え息子の頭に入ろうが入らないだろうが自分が決めた事を覆すことが嫌で、
言い換えれば
自己満足と自分の安心の為に息子の気持ちを考えずに押し付けて
来たと思います。


 そして最近顔を見るたびに
『勉強!勉強!』と言われたら、
そのうち息子は私の顔を見るのが嫌になるのではないのかと、ふと考えました。

 
学校に行き、上履きを履き、教室に行き、ランドセルを置く。
それだけでも息子にとっては大変な事だと思います。
そして勉強。離席が多いにしても、個別授業などを受け、少しずつ成長している息子。

 
せめて家庭ではそんな息子の緊張をほぐしてあげたいと考えました。

 先日息子に
『勉強!勉強!』と言いながら、『そんなにうるさく言われたら嫌に
なっちゃうよねぇ〜』
と、自分で自分がおかしくなって笑ってしまいました。
息子はそんな私に驚き、私の顔を覗き込み、私が怒っていない顔をしているのを
確認してから
『うん。そうだよね〜』と一緒に笑いました。
 『Yは毎日学校で頑張っているのに、家でもそんなに頑張れないよね〜』と私は
自分に言い聞かせるように言い、
少し肩の力を抜こうかな、と考えました。
 ただし、音読と読み聞かせは毎日続けるとして、後は宿題が出た時と、
テストの間違い直し、当面はそれだけにしてみようかなと考えました。


 
私が離婚をした時、一つだけ自分を変えようと思った事があります。
それは
『少しいい加減』になろうかな。という事でした。
 それまでは掃除は毎日、晴れていれば必ず布団を干し、洗濯をし、買い物に行き、
1週間分のレシピを考え、本は必ず左側から順に高い本から低い本へと並べる。
基本的に物は立てる。鉛筆もリモコンもアクセサリーも小さな入れ物に入れて
立てて並べる。など等殆どそうしないと落ち着かない性格でした。

 しかしいざ離婚をして働きに出ればそんな事はしていられません。
そしてそれをしなければいけないと思えば必ずどこかに無理が生じ、
それはイライラに変わります。


 そこで思いきって
『いい加減』を目指す事にしました。
掃除なんて毎日しなくても死にはしない。
 
それより『心に余裕を持って生きよう』と。

 今、また息子に対してそんな時期が来ているのかもしれないと思うようになりました。
何故なら息子は学校や言語科で教えられた事をちゃんと吸収しているのです。
 そして、私がイライラしながら教えている事はどんな簡単な問題でも
『わからない〜』『もう疲れた〜』と言うのです。
 
でも、その問題をちゃんと理解している事は学校での勉強のノートやプリント、
連絡帳に書かれている先生の言葉を聞けば理解できているのです。
 そして時には学校で教えられた方法で、自力で問題を解くのです。

時として私が悩んでいる時など
『あ、それはね〜こうやるんだよ』と、
逆に私が教えられる事すらあります。
 娘が
『ママ〜Yが中学になったら勉強教えられるの〜?』
からかい半分でよく言います。


 
本当にそうです。中学校の勉強など私が教えられるはずはないのです。
だからこそこういった発達障害児の子ども達のペースにあった勉強方法の確立と
環境を早期に実現して欲しいと心から願うのです。


 通級指導教室のある学校は私の地域では
小学校では数校あるのですが、
中学校ではたった1校
しかありません。
 
これは一体どういう事なのでしょうか。
通級指導教室では確かに勉強は教えませんが、少人数のグループ活動を通して
様々な人との係わり合いや、学校生活の基本となる部分を中心に指導して下さいます。


 
文部省が2002年に調査をした結果、LD、若しくはADHD、高機能自閉症など
行動面で著しい困難を示す子ども達(重複も含む)は全体では6.3%も存在すると
明らかにしているのです。
 しかし今や2005年。何故こういった子ども達に対する措置が、
認識がまだ浸透していないのでしょうか。

 
とても悔しく思います。
 
 その結果、親はもちろん一部の先生方のみが多大な苦労を
強いられる結果になっています。
 こういった取り組みは学校規模の取り組みでは限界があり、
国規模でこれらの子ども達が生き生きと学べる環境を整えて欲しいと思います。

 私のHPはそういった思いと息子の行動、私のしてきた事、
そして感じた事を時間のある限り書いてきました。
 行政とのやり取り、回答なども載せている為、住んでいる地域は明らかにしていませんし、
1年生の頃に周囲から浴びせられた心ない言葉など、個人の中傷も載せないようにしています。
 私が望むことはあくまでも
『これからの希望』であり、
こういった発達生涯のお子様を育てておられるご家庭のお力に少しでもなれたらと、
そして書く事によって、自分のしてきた事、感じた事、
息子の成長を忘れたくないという思いで続けています。


 
これからも続けていきたいと思っております。
どうか宜しくお願い致します。


 そして、毎日を大変な思いで過ごされているお母様方、時には子どもの底力を信じて
少し肩の力を抜いて、客観的にお子様を見てあげて下さい。

 
きっと、お子様の成長を感じ取る余裕が生まれて来ると思います。^^

 また、ご指導、ご鞭撻、ご感想などございましたらメールにてご連絡を頂けましたら
幸いで御座います。


 
これからも宜しくお願い申し上げます。



 

       一年経って
       〜そして自分の病気との戦い〜
          
〜平成18年3月〜

 

 このHPを立ち上げて今月で1年目になります。
振り返って本当に毎日が子どもとの戦いの日でした。
それと同時に
自分自身のやり場のない気持ちとの戦いでもありました。

 
今まで多数の方からメールを頂きましたが、
残念ながら
父親の方からのメールはありませんでした。


 
うちは母子家庭です。息子の発達障害が解る前に離婚をしました。
そして、昔気質な大正生まれの融通のきかない元看護婦の母と、
離婚はしていますが同じ敷地の中の別の家に住んでいる風来坊なお天気屋の父、
そして今年高校生になる娘との生活です。


 
当初は父も母も息子の障害を理解しようとはしませんでした。
『発達障害』『ADHD』『ディスレクシア』その名のどれも受け入れようとせず、
また当然
理解もしようとせず、
『お前が離婚したからだ』『ちゃんとした物を食べさせていないからだ』等など、
息子との戦いの前に自分の両親との戦いがありました。


 しかし結婚生活を営んで一緒に子どもを育てているご主人方がいらっしゃるなら
何にも勝る力強い見方であって欲しいと思います。
 
『俺は仕事で疲れている』『子育てはお前に任せている』などと仰るご主人が
いらっしゃるならきっと
老後は寂しい人生を一人で送る事と思います。
 
奥様は助けを求めている、一緒に考えてくれる味方を求めている。
疲れて泣きたい時に
受け止めてくれる腕を求めています。

 
それは紛れもなくご主人の役目であり、当然の事だと思います。
 
そしてそんな両親の姿を子どもは恐ろしく冷静な目で見て、記憶しています。

 幼児虐待は繰り返されると言われていますが、
父親が暴力で家族を黙らせている姿を見れば、
子どももその通りになります。

 
子は親の鏡なのです。
 
 そして家庭を顧みず、母親を助けない父親の姿を見て子どもが育てば
蔑ろにしていた父親に尊敬の念は生まれるはずも無く、同じように父親を蔑ろにすると思います
 自分達の愛情の証である子どもの成長には母親のみならず、
父親の愛情もとても大切です。
 
そして、何より奥様も誰にも相談出来ず、自分を責め続けているのかもそれません。
そんな奥様の何よりの理解者であり、協力者であるのは旦那様の他にいないのです。

 
是非、二人三脚で子どもをサポートし、お互いを大切にし、
家族の絆を大切にして欲しいと心から思います。




 そしてお母様方に是非知って欲しい病気があります。
『PMS=月経前症候群』と言う、月経前に殆どの女性が経験する、
むくみ、便秘、イライラ、ゆううつ感などの症状です。

 この症状は殆ど気にならない女性もいますが、
ストレスが原因となって更に深刻な症状を呈する事もあります。

 実は私も息子が2年生になり、担任の先生も代わり、やっと一息つけるな、と思った途端に
どっと今までの緊張が解け、PMSになりました。
 初めは何でそんなに悲しくなるのか、またイライラするのか解らないでいましたが、
カレンダーを見るとそれらの症状は月経前1週間に集中している事に気付きました。

 息子は新しい担任の先生のお陰で殆ど問題行動が無くなり、
私も1年生の時の様に毎日保護者の方に電話をして謝るという日々から開放されたのですが、
身体的な胃炎などの症状は無くなりましたが、代わりに精神的な症状が強く現れるようになり、
毎月必ず月経前にはひとい鬱に悩まされました。 
 
そして、そんな時に子どもを強く叱る事も多くなりました。

 これではいけないと思い、思い切って
『心療内科』を受診しました。
今から3年も前の事になります。
診断結果はやはり
『月経前緊張症(症候群)』『鬱』もあるとの事で、
以来薬に頼った毎日を送っています。

 このHPをご覧になって下さるお母様はきっと毎日を悩み、何とか子どもを助けたい、
そして、
自分がもっと頑張らなければいけないと、
とても責任感とストレスを感じている状況下にあると思います。
 
実はこのPMSはそういった責任感の強い女性により強く現れてしまう症状なのです。

 私は今までこの病気について話した事はありませんが、
もしかして自分の病気を伝える事で、
このHPを読んで下さるお母様の心を少しでも軽減できるかもしれないと思い、
ちょうどHPを立ち上げて1年になるこの時期にお話ししました。

 PMSは薬で完全に消滅することは出来ません
(PMSを完全に無くす為には月経を止めなければ
なりません。月経前のホルモンバランスが関係している為なので。そうすると今度は更年期障害との戦いになります

自分のそういう時期を知る事で、子どもとの関係に少しでも良い関係が持てればと、思います。

 私の場合はPMSが来るとすぐに解ります。
そして予め息子に
『これから1週間、ママはイライラ時期に入るから、
ちょっとした事で怒るかもしれないけどゴメンね』
伝える事にしています。
 
息子も『解ったけど、早くイライラ無くなってね』と答えてくれます。

 そしてPMSは薬に頼らなくても
食生活(1日3食食べる量を5回に分けて食べるとか)
睡眠、運動などでも軽減出来ると言われています。
 
それには何より自分の体の事を知る事が本当に大切です。

 月経前にだけ飲む薬もあるらしいのですが、私の場合は鬱もあるとの事で、
毎日薬を服用しています。この薬も何種類も試して、今の自分に合っている薬を
処方して頂いていますが、
薬を飲んでいてもどうしても鬱状態に陥る事もあります。
 初めに飲んでいた薬は月経があっても排卵をしておらず、生理周期がバラバラになって
しまいました。そして先日更に頂いたお薬は、頭がぼ〜っとして、仕事にも日常生活にも
支障をきたし、服用を中止しました。

 やはりどんなお薬でも
副作用はあります。
思考力の低下、疲れやすくなったり、物忘れがひどくなったり… 
そして何より薬に頼らないといけない自分に自己嫌悪を感じます。
 一生薬を飲み続けないといけないのかと
不安にもなります。

心療内科の先生に相談しても
『まだ当分は薬を飲んでいた方がいいよ』と言われ、
4週間に1度、病院に行き、精神状態をお話しし、血液検査を行ってお薬をもらいます。


 この病気も子どもの発達障害同様にあまり理解されない病気です。
もしも今、このお話を読んで少しでも思い当たるお母様がいらっしゃったなら、
まず自分の体のバイオリズムを知って、セルフコントロールをしてみて下さい。
PMSについての関係の書物も多数出ています。
 
そしてお子様との関係が少しでも良好になるようにお子様同様、
ご自身のお体も大切になさって下さい。


 自分なりのストレス解消法気分転換頑張っている自分にご褒美をあげて下さい。^^
自分の状況が
『幸福』『不幸』かは『自分で決める事』と、ある本に書いてありました。
 いくらお金持ちで周囲の人から
『あの人は幸せだ』と言われていても、当の本人が
『自分は不幸だ』と思っていればその人は『不幸』なのだそうです。

 自分の幸せは
『自分の気持一つで選べるもの』なのです。
それなら
『幸福』でいられるよう、いつでも心の中で『幸せ』を意識して下さい。

 
この広い世界日本という治安の良い国に産まれ学校にも通い食べ物にも苦労せず
子どもは
五体満足で産まれ、歩みは遅くても着実に成長して行く毎日。

そして何よりお子様に
『選ばれた』お母様方。お父様方。
 
人生には遠回りはあっても無駄な事は何一つありません。
そして無駄な出会いもありません。
 旦那様が今、一緒におられるのなら、
旦那様の存在も決して無駄な事ではないはずです。
そして周囲の方々。全てが貴重な出会いで、貴重な存在だと思います。


 疲れた時には少し家事に手抜きをして休んで下さい。
長い人生ちょっと休んでも何の支障はありません。
その休息明日の力になる事と思います。

 そして笑顔で目覚めて下さい。
(^∇^*)♪

 
1年間ありがとうございました。
そして今後とも宜しくお願い致します。


 平成18年3月吉日